ゲームアプリでの課金等の遊興費で増加した借金合計約570万円について、約460万円の減額を受けた事例
1 相談前後の借金の総額及び返済月額の変化
相談前 総額約570万円 月額 約20万円
相談後 総額約110万円 月額 約3万円
2 相談時の状況
相談者は、約500万円の収入がありました。
しかし、風俗、ギャンブル、ゲーム課金等の遊興費を遣うことが増え、借金が徐々に増加していってしまっていました。
それでも、それなりの収入があったため、頑張れば返せるだろうと思い、上記のような生活を続けていたところ、徐々に、返済のために借入れを行うような状況になっていました。
膨れ上がった借金は、総額約570万円となっており、月の返済額は約20万円で、月々の返済も厳しくなってきていました。
相談者は、このままでは返済を続けていくことははできないと思い、借金について整理をして、自身の生活を改めていきたいとのことで来所されました。
相談者にはしっかりとした収入があったので、支出をしっかりと管理し、無駄な出費をおさえていくことができれば、計画的に返済して完済することも可能であったため、個人再生の手続きをとることになりました。
3 相談後の状況
申立のための資料を収集しつつ、家計の収支について相談者とともに見直しを行い、積み立てを行っていただき、再生計画を立案し、認可を受けました。
その過程で、裁判所からは、電話料金が高額であった点について、節減策を提示するように求められました。携帯電話のゲームでの課金を辞めることができず、高額になっていたので、課金していたゲームについては削除し、再発防止のため、パスワードの管理は母親が行い、自身では課金できないようにしました。
返済総額は約110万円に減額となり、月額約3万円を3年間支払い、完済する計画となりました。
そして、無事、3年間の支払いを終え、借金を完済することができました。
4 相談後の事件処理経過
初回相談の11日後に正式に受任しました。
同日、全債権者に受任通知を発送しました。
受任してから約5か月後に個人再生を申し立てました。
受任してから約6か月後に開始決定を受けました。
受任してから約8か月後に書面決議の決定を受けました。
受任してから約9か月後に再生計画の認可決定を受けました。
受任してから約12か月後に返済を開始しました。
当事務所では、お客様の状況に応じた的確なアドバイス、ご依頼者様の意見を尊重した柔軟な対応を心がけております。
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大阪市西区西本町の法律事務所 リトラス弁護士法人
弁護士 山下翔