不仲だったため話し合いが進まずにいた遺産分割の話合いで和解し2000万円の相続を叶えたケース
1 相談前
相談者の両親がお亡くなりになりましたが、兄弟が不仲であったため、全く遺産分割協議ができないまま年月が経過していました。
感情的な対立が激しく、埒があかなかったため、何とか手続きを前に進めたいということで相談のため来所されました。
2 相談後
調停を申し立てる前に、相手方に書面で連絡したところ、相手方も協議に応じる姿勢を見せたため、一旦、協議を行うことにしました。
しかし、相手方が非常に細かな点に強いこだわりがあったため、協議による速やかな解決は難しいと判断し、調停を申し立てました。
調停を申し立てたところ、相手方にも弁護士が就任したため、些末な点について時間をかけることを回避するため、調停外で、早期解決を図るための和解案を提示したところ、合意に至り、約2000万円を回収しました。
相続人間で感情の対立が激しく、話合い自体ができないことも多く見られます。弁護士に相談することで、問題点が整理でき、解決の方向に進むことも少なくないと思われます。